2008年02月28日

このモデルは、リファレンス2の後継モデルとして製作されました。
リファレンス2と同様、そのムーブメントは35石の超薄型自動巻き
ムーブメントで厚さは僅か2.4mmです。
リファレンス2との違いはパワーリザーブ・インディケーターが
追加された点です。多くの高精度時計、中でもマリンクロノメーターに
おいてゼンマイの残量は非常に重要なファクターであり、独立した針で
それを表示する事が求められました。
これは「アップ&ダウン」インディケーターとも呼ばれます。
リファレンス3は自動巻きであるため、常に腕に着用していれば
ゼンマイは全巻きの状態を維持し、インディケーターは「UP」
を指し示します。時計を腕から外すとゼンマイは解けていきますが、
インディケーターを見ればあとどれくらい動き続けるかは一目瞭然です。
このモデルのパワーリザーブ機構は従来のムーブメントに
組み込まれているため、その厚みは全く増えていません。
この超薄型機構の開発には2年を要しました。そうして30数点の部品と
10個の石からなるパワーリザーブ機構が完成したのです。
ケースの種類にはローズゴールド、イエローゴールド、
プラチナモデルが用意されています。