
今日はお客様にお連れ頂いて、日産GTRのエンジンを
作っている日産自動車横浜工場に行ってきました。
1933年に日産がこの地で創業し、35年に工場として
稼動し始めた時は車両の生産を一貫で行う
日本唯一の自動車量産工場でした。
現在はアスクル部品やエンジンMR系(セレナ、ティーダ、
ブルーバード、シルフィー)、VK系(フーガ、シーマ)の
ライン生産のエンジンを中心にGTRのエンジンも作っています。
GTRのエンジンの製造、組み立てはスイスの時計作りに
通じるものがありました。TAKUMIと呼ばれる熟練職人の
人たちが手作業で組み上げているのですが、職人が
少しでも違和感を感じるともう一回組みなおし作業をし
クォリティコントロールもかなりのレベルで行われています。
圧巻だったのは完成したエンジンに火を入れての
テストで、数段階の回転数(最大6400回転)でエンジンを回し
480馬力本当に出ているかを確認していたのですが、
これは作っている全部のエンジンに行われ、クリアしなかった
ものについてはバラして再調整、組み立てが行われるそうです。
ここのテストにクリアするとエンジンは栃木の工場に運ばれ、
車体に積み込まれるそうです。ちなみに今日現在で
2600台くらいのGTR用のエンジンを出荷されたそうです。

工場内の写真を撮ることができなかったので
頂いた見学のための資料の写真と見学記念で頂いた
トミカの写真をアップしました。
エンジン博物館もありそちらは自由にいけるみたいです。
開館時間は10時から16時で休館日は日曜日と年末年始です。
車好きにはたまらない場所ですので一度行かれてみて下さい。